鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

軽度の子の親ってわかってない!

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昨日は長男の学校の歓送迎会でした。
 
歓送迎会といっても、校長や教頭レベルの先生くらいしか出席しません。
 
異動された一般の先生方は招待されないのが慣わしです。
 
私は同級生の保護者のテーブルにいました。
 
同級生といっても1組2組の子たちの保護者なので、名前を知ってるくらいなものでほとんど会話をしたことはありませんでした。
 
やっぱり話してても「レベルが違うなあ」って感じでした。
 
日曜日などは友だちの家に遊びに行くんだそうですよ。
 
うちなんて友だちの家に行かせたらトイレにこもって水を流し放題にするか、冷蔵庫を開けまくって食べ物をあさるか、雪見障子の窓を舐めて遊んでるかどっちかですよ。
 
でも、他県から富山に来たお父さんがいらして、いろいろ話が聞けて良かったです。
 
 
 
1組の子も2組の子も6月の就業体験はやはり一般企業狙いでした。
 
お金を稼ぐってことが理解できるんだそうですよ。
 
それが理解できたら、やっぱり働く意欲に繋がるでしょうねえ。
 
うちは最初から福祉就労だから。。。
 
でも、別の学年のお母さんで「療育手帳って卒業したら返還するの?」なんて聞いてこられる人がいました。
 
やっばり軽度のしょうがいの子のお母さんて福祉に疎い感じがします。
 
卒後だからこそ手帳は重要な役割を果たしますよね。
 
学校行ってる間は、「うちの子は特別支援学校に行ってるんです。」って言い訳が通用するけど、卒業したら本人をしょうがい者だと示すものは手帳だけになってしまいます。
 
軽度の子は社会に出てからトラブルに巻き込まれることが非常に多いです。
 
そんな時に自分は知的しょうがい者だと理解してもらうために必要なのが療育手帳
 
療育手帳は言わば水戸黄門の印籠のようなものですね。
 
死ぬまで大切に持っていなければいけません。