鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

歯医者にて。

今日は私の歯の治療の日。

長男をショートステイさせようかとも思ったのですが、待つことは得意なので連れて行くことにしました。

ところが、すぐ後ろの席に座っていたお爺さんが咳をし始めました。

お年寄りなのでなかなか咳が止まりません。

咳パニックがある息子。

3~4年生の時は暴れて手が付けられませんでしたが、5年生の担任が穏やかな人で徐々に落ち着いてきました。

それでも苦手なものは苦手です。

随分堪えていたようですが、いきなりガバッ!と立上がり、棚の上に並んでいた絵本や雑誌を一気に床にばらまきました。

ありゃりゃ!!

お爺さんと離れて、一番後ろのソファに移動するように言ったのですが、反ってこだわって席を変えません。

そのうちまたお爺さんが咳をして、再び本をばらまいていました。

周りの患者さんは皆、目が点になっています。

片付けているところに私の名前が呼ばれて、一緒に診察室に連れて入ろうかと思ったのですが、家から持ってきたタイマーを「30」分にセットして長男に持たせました。

幸い受付がガラス張りなので、私の診察台からは長男の姿が確認でき、治療が終わるまで静かにタイマーの数字をながめていました。

やれやれ。。

今度からはやっぱり預けてくることにしよう!

まだ大きな声を上げなかっただけましかな?