教育テレビ
夕べの教育テレビの「福祉ネットワーク」を見て、(これはもしかして恐怖映画?)なんて思ってしまいました。
しょうがい者自立支援法が3ヵ月経って・・・。
しょうがい者年金だけで生活している人はとにかく食べていかれないです。
だいたい、療育手帳Bの人で6万円ちょっとなんですから、それで暮らしていけるわけもない上に、更に1割負担なんて「死ね!」と言われているようなものです。
更に認定区分の聞き取り調査。
106の項目があって、それぞれに、
1.できる
2.見守り
3.一部介助
4.全介助
と、4つの該当項目があります。
「うちの子は食べ方がイマイチだけど、横で見てやればまあまあ一人で食べれるワ」なんて、調査員さんに言おうものなら、即「見守り」と判断されて、区分は『非該当』になってしまいます。
おそろしい~!!
とにかく、私たち保護者は聞き取り調査の時に熱弁を振るって、「うちの子本当に何もできないんですよ!」と訴えていかないと、知的しょうがい者はどんな重度でも皆、区分1~2の軽度しょうがいになってしまいます。
高等部から養護学校に入学してくるような高機能のしょうがい児などは調査員さんとまともに会話ができますからね。
聞き取り調査でペラペラ喋ろうものなら、(なんだ。普通の子か。)なんて思われて、即『非該当』になってしまうかもしれません。
非該当・・これにもしなったとしても、一般就労できる力のある子なら何度もハローワークで職を紹介してもらって何とか働けるでしょう。
でも、高機能の人みんながみんなそんな上手い具合に行くでしょうか?
近くの授産施設に行ってみてください。
一般就労したのにも関わらず挫折して福祉就労している青年たちがたくさんいます。
この人たちも『非該当』になってしまうのでしょうか?
そしたら授産施設さえも通えなくなってしまいます。
かといって、区分4以上の認定を受けてしまうとこれまた利用料ばかり取られてたいへんです。
毎月の年金の額は決まっています。
その中から一体どれだけのサービスが受けられるというのでしょう。
夕べのテレビでは、日本しょうがい者協会の方が、「とにかく応益負担という考え方そのものに間違いがあります。」と述べていました。
しょうがい者が歩いたり、食べたり、トイレに行くことにイチイチお金を取るとは何事でしょうか?
もう少し現場をしっかりと見て、正しい福祉のあり方を考えていただきたいですね。