夏休みの保育。
昨日は地元の各事業所を回って、息子の「日中預かり」の予約を入れてきました。
とにかく、仕事をしているので、1日3時間でもどこかに行っててくれると非常にありがたいです。
近年になく今年は、ほぼ毎日「日中預かり」を利用することになりました。
学童保育が3日間。
これは元々夏休み中は土曜日しかやっていないので少ないです。
この前、駅裏へのお迎えへを誤って駅前で待機していたA事業所も週1ぐらいで利用します。
以前から利用している社会福祉法人の「短期入所」。
支援費のため、支給日数は月にたったの2日ですが、細かく1/4日ずつ分けて利用します。
ちょっと遠くのデイサービス事業所。
4時間までは補助が出ますが、オーバー分は実費です。
でもここが一番歴史が古く、長男も愛着のある事業所なのです。
そのため、片道30分はかかりますが、ここも週1で行ってもらうことにしました。
それにしても私本位の利用ばかりです。
息子自身が求めているサービスとは程遠いかもしれません。
せめて週1のペースでガイドヘルプを利用し、海や山に行けたらどんなに素敵な夏休みだろうと思うと、思わず涙が溢れてしまいます。
富山県は大変福祉の遅れた県です。
とにかく福祉といえば、箱物を建てればそれでいいと思ってきました。
ハード面ばかりにお金を注ぎ、肝心なソフト面である在宅支援を疎かにしてきたのです。
また、保護者も後天的な考えをずっと保持してきました。
「養護学校を卒業したら、すぐに入所施設へ!」
という考えが受け継がれてきたのです。
どうかすると春生まれの子供たちは、卒業を待たずに高校2年で施設へ入所してしまいました。
今、新たな支援法の法律の下で泣いているのは先輩のお母さんたちなのです。
世の中はしょうがい者を地域へ返そうという流れに変化しています。
何十年も前から、在宅支援や移動支援を頭に描き、しょうがい者向けガイドヘルパーやホームヘルパーの養成に尽力を上げていたならば、今こうして退所を迫られても親御さんも慌てなくて済んだのです。
それが本当に残念でなりません。
しょうがい者にとって大切なことは社会の一員として生きることです。
不便があれば、それを補う支援があれば済むことです。
そんなことぐらい何故大人たちは気付かなかったのでしょう?
何億も掛けて大きな建物を建てるより、よっぽど安価で済むではありませんか?