鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

すてっぷ効果。

長男はつい最近まで生野菜が食べられませんでした。

ع給食では食べていたのかもしれませんが、家ではレタスもキュウリもトマトも生では食べたことがなかったのです。

温野菜なら何でも食べるんですよ。

野菜炒めやきんぴらなど、火を通したものなら何でもペロリと食べていましたが、野菜サラダだけは食べられなかったのです。

それが、先日の育成会生活訓練施設での宿泊体験から食べられるようになりました。

やはり、友だちと一緒に食事をしたことが大きな刺激となったようです。

不思議なものですね。

何がきっかけになるか分からないものです。



長男の養護学校には寄宿舎がありますが、身辺自立を獲得するために我が子を寄宿舎に入れたがる保護者は年々増えつつあります。

やはり、家での生活ではどうしても甘えが出てしまってなかなか自立に結びつきません。

子供だけでなく、親もついつい甘やかしてしまいがちです。

その点、寄宿舎ではたくさんの友人に囲まれ、また担当の先生の指導で、様々な効果が生まれているようです。

生野菜が食べられるようになったおかげで、息子のおかずも一品増えました。

何事も経験は大切ですね。

これからもこういう機会を増やしていきたいと思います。