鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

福祉を考える会。

先日、サークルメンバーから「サークルはいつまで続けるつもりですか?」と聞かれました。

補助金をいただいているので、一応年度末まではしっかり活動していきます。

けじめは大切ですからね。

さて、来年以降はどうするかということですが、『福祉を考える会』(仮名)を立ち上げるつもりです。

内容的には、子供たちのニーズにあった福祉とはどんなものなのかを大きなテーマに、勉強会を開いたり、見学会を開いたり、様々な福祉団体との連携を図っていきたいと思っています。

これは、今までもやってきたことなのですが、運営形態を少し変更します。

まず、会の代表というものを置かない!

誰もが会員であり、誰もが代表であるという形にします。

よく、サークルをやっていると、「細かなことが決まったらまた連絡ください。お手伝いさせていただきます。」と言ったメールが来るのです。

これは明らかにサークルの中に主従関係ができてしまっている証拠です。

本来サークルとは誰が「主」でもなく、誰が「従」でもないはずです。

一人の人物が仕切ってしまって、みんながそれに従ってきたばっかりに、サークル全体がそんな雰囲気になってしまいました。

そこで、これからは企画担当を当番制にし、活動のたびに順番に責任者を置く形にしていこうと思います。

最初のうちは毎月の活動はきついですから、隔月ぐらいにして、1月は○○氏の担当、3月は◇◇氏の担当というふうにローテーションを組んでいきたいと思います。

具体的に、例えば「自立支援法の勉強会を開きたい」という要望があれば、担当者が日時と場所を決め、講師が必要なら講師のアポを取り、会員に参加の呼びかけをし、資料が必要なら自分で準備するといったことを責任を持ってやってもらいます。

何故このようなことが必要かというと、一人一人がしょうがい児の保護者であるという自覚を促していくためです。

PTA活動にしても、育成会活動にしても、会員でありながら何をやっているのかもよく分からない人がたくさんいます。

子供のことや自分自身のことであるにも関わらず、まるっきり関心がないのは役員をやったことがないからです。

そのため、自分自身で企画をすることで仕事に責任を持ち、様々な福祉の活動に対しても興味を持ち、子供たちの未来のために考える保護者になってもらおうというのがねらいです。

そうは言っても、働くお母さんたちには困難なことですね。

そういう方にはHPを設けますので、そちらで勉強していただきたいと思います。

「えーっ!自分で企画しなきゃいけないの!」と、尻込みするお母さん方は多いでしょうね。

誰も賛同してくれなければ私一人で地道にやっていくだけのことです。

フフフ・・・。