金田一秀穂先生。
こんな田舎に国語学者の金田一先生が講演に来るので行ってきました。
たまにも社会福祉以外の講演も聞かないと頭が変になりそうです。
とかく日本語は乱れていると言われます。
金田一先生も芸達者で大学の学生たちの口振りやコンビニの店員の口振りを真似て面白おかしく話し、館内は爆笑の渦に巻き込まれていました。
締めくくりは野口英世の母がアメリカに行ってしまったわが子に宛てた手紙の話です。
私は知らなかったのですが、野口英世の母は息子に手紙を出したくて、年老いてから昔の尋常小学校に通い始めたそうですね。
話は突然変わりますが、長男が小3の時に初めて家族で福島県に観光に行きました。
磐梯山の見事な紅葉を見て広い猪苗代湖を見て富山も美しいですが福島も負けず劣らず美しいと思ったものです。
ところが、長男がちょうど思春期の出始めで大変な時期で、コンビニの駐車場に車を停めればご機嫌なのに、観光地では大暴れという状況でした。
五色沼も泣いて泣いてどうしようもないので、二色沼で折り返してしまったほどです。
今でもそれだけは悔やまれます。
そんなアクシデントの続く中、野口英世記念館だけはと駐車場に旦那と長男を置き、長女と入館しました。
そのときに見たのが、その英世の母の手紙です。
話を元に戻します。
金田一先生は、「平仮名も間違いだらけだし、方言丸出しだけれども、あれこそ一点の曇りもない美しい日本語だ!」と話していました。
美しく心地よい日本語とは、身の丈に合って、相手と分かち合える言葉だそうですよ。
(なるほどなぁ…