鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

懐かしい日記

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先生にいつ頃から物事ができるようになったか尋ねられ、久しぶりに小学部の日記を出してみました。

昔はブログなどありませんでしたから、せっせとパソコンにしたためたものです。

パニックばかりの年もあれば、落ち着いてニコニコしながら楽しく過ごした年もあります。

自閉症児との生活は本当にいろんなアクシデントがあって、こうして読み直してみると懐かしさが込み上げてきますね。

2003年(小4)の夏休みのまとめをご紹介します。



40日以上の長い休みもようやく終わりました。

こんなにも分厚くなった日記を読み返してみますと、その重みを感じます。

毎日毎日いろんな事がありました。 いろいろパニクってくれました。

でも、それもやがて「こんなこともあったわねえ。」と懐かしく振り返る思い出となることでしょう。

私にしてもいろいろ勉強になった日々でした。

これほどまでに長男を理解しようと努めたことはなかったと思います。

昨年までは、やれ100km走った、プールで泳いだと喜んでいれば良かったかもしれません。

でも、10代の夏はやはり違う。

その難しさを実感する日々だったように思います。

それにしてもこんな頼りない無知な母の下、しっかりと計画通り夏を過ごした長男のパワーは凄いと思います。

予定外の雨にも負けず、様々な場所で活動し、様々な人と関わり、体験してきたことは、きっと長男にとって素晴らしい宝となってくれることでしょう。

きっちりと仕事をこなした長男をどうぞ評価してやってください。

今日8月31日、外は雨ですが、私たち親子がこうして晴れ晴れとした気持ちでいる事こそが、この夏休みいかに頑張ってきたかという証しではないでしょうか?

今日が決して終わりではありません。

明日からまた気持ちを新たに長男と関わっていく日々が続きますが、一日一日疎かにすることなく、しっかりと長男を見つめて行きたいと思っています。




苦労した日々を乗り越えてこそ、今の幸せや喜びがあるんですね。

それを忘れずに、肝に銘じてこれからも生きていきますね。 (^_-)-☆