苦労のすべてが力になる。
写真はカナダの国際育成会連盟会長のダイアン・リッチラー氏です。
16歳のお孫さんが自閉症のため、このようなお仕事をしているそうです。
手をつなぐ育成会全国大会では何度も楽屋で、通路で、リッチラーさんとお会いしましたが、とうとう彼女の話は聞けませんでした。
今度の全国大会にたくさんの講師の方々がお見えになりましたが、せっかくの機会にお話が聞けなかったことがとても残念でなりません。
来年は北海道大会ですが、飛行機に乗れない私はい・け・な・い
2日目の全大会は誘導係りだったものの、10月の予行演習では年寄りが入院していて行けず、ぶっつけ本番でやりました。
「フラガール」の蒼井優も立った舞台はそれなりに感動もしましたが、迷路のような楽屋裏は頭も体も使ってヘトヘトになりました。
様々なトラブルを乗り越えて無事終わってホッとしています。
この春から富山県手をつなぐ育成会のお仕事をやらせてもらい、いきなりの大仕事でしたけれど、今から思えばたくさんの人に出会えて嬉しい日々でした。
いろんな地域で知的しょうがい者のために働いている人がいらっしゃることを実感しました。
自分の周りだけで暮らしていたら、きっと狭い視野のまま一生を終えたことでしょう。
「私はまだまだこれからもいろんな人に出会わなければ成長はありえない」と思いました。
養護学校の先生は卒業してしまえばそれっきり。
でも、先輩諸氏ならばきっとこれからもどこかで私の支えとなってくださるでしょう。
また、本人さんたちとの出会いも楽しい思い出です。
言葉も話せない長男を持つ私にとって、自分の意思が言えるしょうがい者の皆さんはとてもオドロキでした。
そして、その分苦労も多いことも知りました。
皆が「先生!先生!」と私のことを呼ぶので、「だっから!先生じゃないってばぁ」などとやり取りしていたのを思い出します。
来年からは普通の手をつなぐ育成会県大会に戻りますが、(親の分科会よりも本人大会に顔を出そうかな?)なんて思ったりもしています。
この半年間、いろんな人とお話ができて本当に楽しかったです。
様々な方々と一緒に仕事をしてきたことを私の誇りにさせてもらいます。