入所施設の対応。
先日、先輩お母さんから入所している息子が施設の敷地外の作業所で働くようになったと聞きました。
そこは統合していらなくなったJAの建物の一角です。
しょうがい者自立支援法では、日中の活動と夜の活動を分けなければなりません。
おなじ敷地で24時間過ごすことは原則できないことになりました。
今までなら繋がれた通路を通って部屋から作業所へと行き来できたのに、これからは全く別の場所へと移動しなければなりません。
もちろん入所者のためのグループホーム(生活訓練棟を兼ねるもの)も敷地内に作ってはいけませんから、町中のどこか空き家を探すか、入所施設と道路を挟んだところに新たに建てるかしなければなりません。
そこで降りかかってくるのが経費の増大です。
今までなら指導員さんも掛け持ちができたかもしれませんが、場所が離れてしまえばその分人手がかかります。
利用者が移動する際にも、付き添いが必要です。
天候の悪い時には送迎も考えなければなりません。
また、作業するための道具や製品もあちこち運搬しなければならなくなります。
もちろん借家を借りれば賃貸料がかかります。
もっといろいろあると思いますよ。
だから、親御さんへの寄付の打診が増えていくのです。