涙するお母さん。
夕べの福祉ネットワークは知的しょうがい者の入所更生施設を取り上げていました。
驚いたのは栃木県の山の中の施設でありながら、東京都の持ち物なんですね。
なんかぁ。東京都の福祉を垣間見るような思いでした。
入所更生施設といいながら、どう見ても程度の高いグループホームにしか見えません。
出てくる人たちは、育成会の本人大会を荒らし回るあの三上博史並みの人ばかりでした。
本来、更生施設とは「更生」なのですから、社会に一度挫折した人が入るところなのでしょう。
富山の場合、身辺自立もままならないような重度の人が行く施設になってしまっていますが、これが正しい更生施設の在り方なのでしょうね。
でもどっちみち更生施設は3年後に無くなります。
どういった形態の施設へと変わっていくのでしょうか?
スーパーで買い物をしているだけでも何かと相談されてしまう私。
この1週間だけでも3件も!
昨日はとあるお母さんに老後の不安を聞かされました。
「別宅があるのなら作業所のお仲間といっそケアホームでも作ってみてはどうです?」
私にとって空き家をお持ちの方は何とも羨ましい。
でも、「作ったとしてもどうせ親が先に死ぬんだから、その後面倒見てくれる人がいなかったら一緒のことよ。」と泣かれてしまいました。
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行政は国や県や市町村が福祉事業を提供するのではなく、立ち上げた事業所に対して助成をしていくだけだとはっきり言ってます。
保護者が団結し、自分たちのできる範囲で努力をしてみせて、将来何か切迫した事態になったときに行政の指示を仰ぐのも手ではないでしょうか?
そうするしか他に方法がないというのが今の日本の福祉のような気がします。
悲観的にならずに、今できることを少しずつ進めていこうではありませんか?