鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

作業作品

せっかくですので、中学部の作業作品を紹介します。

長男の養護学校中学部では、窯業班、木工班、縫工班、紙工班、リサイクル班の5つの班があります。

それぞれ自分にあった作業班で1年間通して作業を学びます。

中学生活は3年間ですから、3つの班を体験することになります。

         

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これは紙工班の作品です。

生徒個々がバラバラに作った細かな部品を組み合わせると大きな作品に変化します。

               

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これは窯業班の作品です。

重度のしょうがいがあるお子さんでも、型抜きで作ると素敵な作品に仕上がります。

他にお皿などもいろいろあります。

               

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これは縫工班の作品です。

運針によって集中力を高め、継続して作業ができるようになります。

               

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これは木工班の作品です。

この他に本立てや椅子など様々なものを作製しています。

               

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長男のいるリサイクル班の作品です。

みかんの皮を干して入浴剤を作っています。

他にペットボトルからチップを作り、コースターなどを作っています。

 

高等部になると、作業指導専門の先生もいらっしゃって、まるで骨董品のように高価なものができあがります。

みんなが作ったものを販売することにより、利益を得るという喜びを学び、更には働く意欲へと繋がっていきます。

普通の中学校では学ばない「働く」という意味を、養護学校では毎日学んでいるのです。