作業日誌。
昨日の終業式後に初めて長男が家に作業日誌を持ち帰ってきました。
毎時間の作業の、態度面での目標と、技術面での目標が記してあります。
息子自身の文字で書かれていましたが、息子はスラスラと文字が書けるわけではないので、横で先生が見本を書いて模写したのでしょう。
長男は今年度リサイクル班で頑張っています。
1学期はペットボトルを小さく切ってトースターで温め、チップを作る作業を担当していました。
息子の書いた目標の上に先生からの反省点が毎回書かれています。
よく読むと時々ドキッとすることが書いてあります。
問題点がかなりあるようです。
「新しい仕事をやるように言うと、怒りながらやっていました。」
「チップの良い悪いを分別しました。一緒にやらないと迷ってるようでした。」
「線の通りに切っていないのを注意すると怒りました。」
「横で友だちにふざけられて困っているようでした。」
「近ごろイチイチ報告するので、不必要な時は無視しています。」
もちろん、「仕事を覚えて流れもスムーズになってます。」とか、「落ち着いてコツコツ取り組んでいます。」など、お誉めの言葉もありますが、どうしてこれだけの反省点がありながら、こういった作業日誌をタイムリーに保護者に見せないのでしょう?
今は学校に行っていて先生が子供たちを指導しています。
問題があれば先生のほうで解決されるのは結構です。
でも、卒業すれば保護者が自ら問題を解決していかなければなりません。
我が子が作業に集中できなくて、或いは能率が悪くて、事業所のほうから注意を受けた時に保護者が一人で対処できるのでしょうか?
今、養護学校に通っている時に、先生と保護者が連携して様々な問題を一緒に考え、一緒に解決する形を取らないと親御さん自身が将来に不安を感じ、いざという時に正しい判断ができなくなってしまうのではないでしょうか?
以前、先輩お母さんも「学期末になってから作業日誌を渡されて、問題ばかりの内容でビックリしたワ!」というようなことを話していました。
解決しなければならないモノは、今解決しておかないと泣くのは親御さんです。
過ぎてしまってから、「こんな事がありましたよ。」と言われても、親のフォローが後手に回ってしまっては何にもなりません。
もっと開かれた授業でありたいものです。
作業は1年ごとに変わるんです。もうリサイクル班になることはありません。
たった3年間だけの中学部ですから、身に付ける技術はなるべく身に付けて、将来に備えたいですね。
私も2学期はしっかり作業を見させてもらおうと思います。