荒れる青年たち
卒後に荒れる青年が多いですね。
今日もスーパーで特別支援学校の後輩のお母さんに捕まってしまいました。
以前から息子が作業所で荒れるようになったと聞いていたのですが、B型就労が重荷なのかと思って生活介護サービスに変更してみたけれど改善が見られず、昨日も作業所で鉢植えを投げつけたとのことでした。
まあ、B型就労から生活介護に変えたところで同じ作業所に通っていることに変わりないのですから、本人にしてみれば多少作業内容や作業の量が減ったところで同じでしょう。
ベテランの女の支援員さんからは、「ちゃんと医師に相談しているのか。」とか「AIU保険に入っていないのか?」とか「他のお母さんは子供が不安定でもしっかりサポートしている。」などと嫌味を言われたらしいです。
如何にもよそに行ってくれと言わんばかりの剣幕だったとか。
こんなとき間に入って支援員さんと保護者の仲を取り持ってくれる人が必要ですが、うちの息子もそうですが、大概は同じ系列の相談支援事業所と契約していますよね。
そのほうが何かと便利ですから。
そうすると、支援員さんの文句を言いたくても言えなくなってしまいます。
こういうシステムは良くないんじゃないかな?
例えば知的障がい者相談員が間に入るとか。
でも、何か資格があるわけでもないから弱いかなあ。。
そもそも社会に出て働くことが認識されていないのだから、そこから不幸が生まれるのではないでしょうか?
うちの息子みたいに小学生の頃からお手伝いが大好きで、私の内職を見て育ったのなら、例え重度の知的障がい者でも働く意味を理解していますが、ほとんどの知的障がい者は理解するのは難しいでしょう。
働かなくても過ごすことが出来るゆるゆるな生活介護サービス事業所を増やすことが大切なのかも知れませんね。
確かに、「何もしないよりは作業させたほうが本人は見通しが立って良い。」という考え方もありますけれど、何か張り合いみたいなものを作ってあげないと。
それには特別支援学校時代から既に何らかのアプローチをすべきでしょうね。
何か楽しめるようなものを一つ作る。
作業は辛いけれど、この楽しみがあるから続けらるみたいなものが一つ欲しいですね。
例えばうちの息子みたいに「昼食が何よりも楽しみ」みたいなね。