鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

所詮入所に違いないが。。

地元新聞に私の投書が載ったことを受けて、先輩お母さんがFacebookに持論を書いておられました。

 

子供が30にもなると、今更社会自立や社会参加など言ってみたところで、親も本人も毎日を無事に過ごすことで手一杯になってしまう。

今では、「あの子が入所した。その子も入所した。」という噂ばかりしている。

「入所するために生まれてきたわけではない!」と、意気込んでいた頃もあったけれど、そのうち「そんなことも昔は言ってたね。」と笑い話みたいに思い出す時が来るだろう。。

 

・・といった内容でした。

確かにうちの息子も今年で27歳だ。

先輩の言うこともいよいよ現実を帯びてきました。

でも、障がい者は実際社会に出なければ理解は得られません。

「こんな人もいるんだ。」と多くの人に考えてもらうには、社会に出てみるしか方法がないのです。

それがすなわち、これからを生きる障がい児たちのためになるのです。

先輩お母さんの言われることはごもっとも。

でも、20年前、30年前に私たちの先輩お母さんたちが一生懸命社会や国や自治体と闘ってきたように、私たちも未来ある障がい児ために闘うべきなのではないでしょうか?

所詮重度の知的障がい者は入所するしか生きる方法はないのかもしれませんが、ギリギリまで努力してみようではありませんか?