富山の現状には程遠い
さて、東海北陸ブロック大会の親のほうの分科会はどうだったかと言いますと、およそ富山の現状とは程遠いお話でした。
他の分科会はどうだったか知りませんが、私の参加した「地域生活を考える」分科会は、サテライト型のグループホームだったり、健常者と障がい者のシェアハウスだったり、日中サービス支援型グループホームといったものが紹介されました。
今の富山はようやく移動支援や行動援護といった在宅サービスが始まったばかり。
しかも、その移動支援すら使おうとしない。
子供を手放そうとする親など皆無の県です。
何か他の都道府県との隔たりを痛感させられた思いでした。
私たちは先へ先へと進まなくてはいけないと思います。
学齢期の親御さんたちは放課後等デイサービスを利用し、言わば子離れに慣れている世代。
その世代の人たちのお子さんがいよいよ社会に出た時に、シェアハウスはおろかグループホームも全然増えてないし、入所施設はもうボロボロになっているというのでは間に合いません。
もちろん成年後見制度の確立も大切なのは分かっているのですが、大切な地域移行支援を拡充していかないと、行くところのない障がい者で溢れてしまうのではないでしょうか?