鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

高等支援

話は続きます。

5日の午前中は高岡支援学校にしばらくして、それから、国道沿いにセブンイレブンがあるのでそこで息子にお弁当を食べさせました。

もうすぐ13時になるので、高岡高等支援に向かいました。

二上工業高校があったところです。

すり替えのできないような細い路地を通っていくので、まさかこんなところに学校があるとは分かりませんでした。

台地の上に学校があるのが見えるのですが、太い道路があるわけでもなく、スマホのナビゲーションでようやくたどり着きました。

 

ここには、高等部の時の先生方がおられました。

割と最近のことなので、高岡支援ほど懐かしさは感じなかったです。

「高等支援というからには割と健常者並みの能力なのですか?」と聞くと、「そうでもない。」と言うので笑ってしまいました。

失礼。

この日もうだるような暑さでしたが、せっかくなので校内を案内していただきました。

校舎は台地の上にあるのですが、作業棟やグラウンドは眼下にあるんですね。

渡り廊下を通って階段をずっと降りて、ようやく作業棟に案内されました。

生徒数が少ないのに何だか効率悪そうですね。

でも、調理室や作業室などは既存の教室を使うのでどうしてもそうなってしまいます。

開校してから7年だそうですが、使われていない教室などは荒れているのかと思いましたが、そうでもなかったです。

進路先はコーディネーターやハローワークがあるので、そんなに苦労はいらないというようなことをおっしゃってました。

 

今夏は息子も私も入ったこともないような学校3校を訪ねて歩きました。

とても楽しかったです。

印象としては、教師というのはその時凄く大変だったかもしれないのに、自分の受け持ちでなくなれば皆思い出になってしまうものなんだなと感じました。

母親はそういうわけにはいきません。

いくつになっても大変な子は大変です。

息子だけでなく、他にも何百人もの重度の知的障がい者の卒業生がいますけど、教師にとっては通り過ぎた一コマにしかならないのかなと、ちょっと寂しく思いました。