鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

作業力のアップ

昨日は私の前の保護者の方の面談が長かったので、息子の作業をじっくり見ることができました。

 

「初めてやる仕事です。」と説明されましたが、始業時間が10時で私が作業所へ行ったのが11時。

 

わずか1時間でサクサクやっているので感心しました。

 

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写真はネットから引っ張ってきたものですが、これよりももっと複雑な形の、しかもどれも同じ形ではない金具を土台のプラスチックに差し込んでいました。

 

始めは力を入れて差し込むので、金具がいくつも曲がってしまったらしいです。

 

でも、私が行った頃には力を抜いて確実に差していました。

 

大したものですね。

 

後輩の女の子たちは息子が差し込みやすいように、金具を種類別に順番に並べる作業をしていました。

 

これも、遅いとあとの人に迷惑が掛かる作業ですから手が抜けませんよね。

 

どの利用者も作業レベルが高くて本当に驚かされます。

 

施設長さんはこの春に新人が入らないことを嘆いていました。

 

息子の母校からは体験者すら来なかったようです。

 

しかしながら、一般就労を目指す生徒さんならともかく、福祉就労希望者で息子や後輩の女の子たち並みに働くのは結構大変かも?

 

筋トレや施設見学など色んな行事があって楽しい作業所ですが、作業的には知的障がい者が毎日取り組むには少しハードかなと感じました。