有難い電話
土曜日の夜にまた嬉しい電話がありました。
先輩お母さんから久しぶりの電話です。
「みんなで生きる」を読んでくださったようですね。
でも、電話の内容は寂しいものでした。
二人暮らしだったのに、息子さんを入所させたそうです。
順番待ちで5年くらい待ったと言っておられました。
やはり、一人で支えるのは難しかったようです。
「良いお姉ちゃんですね。」と言われました。
ほらね!誰だってあんな書かれ方したら弟思いの愛に溢れた姉ってことになってしまうよ!
誕生日のメッセージすらよこさないのに、弟の心配などするはずがない。
新聞て怖いなあとつくづく。
様々な人に感動され、同情を呼び、理解を広げるには無理にでも不幸な家族をよそわなくてはいけない。
そうして、家族愛に溢れたように描かなくてはいけないものなのだと悟りました。
でも、同じ立場の人にはむしろ敬遠されてしまいます。
とりわけ若い、これから福祉の世界を生きていかなくてはいけない家族には、「こんな大変なことが待ち受けているのか。」と絶望させてしまうのではないでしょうか?
どちらを取るのかは難しい選択ですよね。