鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

久々の大パニック

夕べお父さんが息子の部屋にお菓子を持っていったのは良いけれど、直後に何やらお父さんの怒ってるような声が聞こえてきました。

見に行くと、CDプレーヤーの前にハサミで切ったすね毛らしき毛が沢山。
それを見て「か、何よ!何しとるがよ!!」とお父さんが怒りまくっていたのでした。
そんなこと、今に始まったわけじゃなし、今夏もあったばかりでしょ?
それでもお父さんの怒りは治まりません。
掃除機を持ってきて「掃除するからどけ!」と息子を立ち上がらせ、「こんなことしられんが!」と攻め立てます。
おかげで息子のスイッチが入ってしまいました。
私の腕を掴んで引き倒そうとし、更には襖をガーンと叩きます。
やれやれ、3年ぶりの大パニックです。
また暴れるようになってしまったのかしら?
作業所でも暴れるようになったら全てがお終いです。
大好きな移動支援さえ使えなくなるかもしれない。
そんなこんなで夜も眠れませんでした。

もっと驚くことがありました。
今朝になって、何故あんなに叱りつけたのかお父さんを攻めました。
家が汚れることを異常に嫌うお父さんにも非があるのでは?
「こんなに暴れるのは3年ぶりだ。」と私が言うと、何と言ったと思います?
「そんなことないちゃ。銭湯で何べんも暴れとる。」って言うのです。
聞けば、銭湯の浴場の中を走るので危ないからと叱ったらプッチンしたらしいです。
これでも自閉症者の父親かしら?
まあ、うちのお父さんに限らず、平気で障がい者を怒鳴る父親は全国どこにでもいるんでしょうけどね。
でも、今までも何回もプッチンして今があるならまだ良かったかも?
何度も自力で立ち直ってきたのなら、むしろ歓迎することかもしれません。