鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

言葉はいらない。

修学旅行を控えていたのでプールに行くのを止めてましたが、昨日解禁しました。

ケラケラと笑いながら更衣室に入ります。

夏休みにロッカーのキーバンドをはめるようになったものだから、プールサイドに出てきて監視員さんに「どう?」と見せていました。

その仕草が超ー笑えます。Ф

監視員さんは面食らってましたが、何やら声を掛けてくれました。å



長男はビート板を持ってプールに入りますが、泳がずにもっぱらお尻にビート板を敷いてぷかぷか浮いています。

水面がちょうど鼻と口のところに来るので、ブクブクと泡を吹きながら「母ちゃん!上手」などと目配せしてきます。

「上手だよ!OK」と拍手してやると、満足そうな顔をしてまたブクブクしていました。



幼児用プールに入ったり、ジャグジーバスに入ったりしてキーバンドが緩くなると、今度は別の監視員さんに「はめてー!ޥ」みたいな感じで見せていました。

しっかり締めてもらうと、また得意満面な顔でプールに入っています。

困ったときには誰かに頼る術をちゃーんと身に付けてくれたようです。

言葉はいらないね。礭

少しは喋れたらと思ったことも遠い昔。

言葉がなくてもコミュニケーションは十分できます。

言葉がなくても長男は、様々な人とふれあうことができます。

地域に可愛がられてずっと生きていけたらいいよね。ϡ