鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

重い子はどこへ?

昨日、長男が降りるバス停に行くと、以前訪問した通所更生施設の利用者さんがバスから降りて休憩しておられました。

支援員の方も私に気付いてしばらく雑談になりました。

秋に訪問したときにはまだ余裕が見られた施設も、今は定員20名のところを26名に膨れ上がり、支援員さんも悲鳴を上げていました。

1人が作業所から移ってくると、「我も、我も…」と連鎖反応で流れてきてしまうのだそうです。ܤ

「日中一時支援事業」も「毎月継続利用するくらいなら、その施設の利用者になりなさい!」と行政指導が来てしまい、あちらの事業所、こちらの事業所と併用するのはなかなかできないのが現実なんだそうです。

そしたら、障害者自立支援法の意味がないですね。ܤäƤ

満開の桜並木も手が足りないからと花見もせず、ただ駐車場でトイレ休憩しただけで、またバスに乗り込んで帰っていきました。Хå

最後に「もうこれ以上来てもらっては困ります」と悲痛な叫び声を聞き、ますます養護学校の子供たちの将来が不安になってきました。



とにかく、生活介護を選択できるのは重いお子さんに絞ってもらわないと、軽中度の人まで受け入れていたのでは施設は満杯になってしまいます。

毎日通えなくても、せめて週に3~4日は就労継続支援事業所を利用できるところまで持って行ってほしいです。

「うちの子に作業なんて絶対無理」と端っから諦めないでほしいです。

そうしないと、卒後に行くところがないといった最悪の状況に陥ってしまうことになるでしょう。ɤ