長男の夢は何だろう?
先週は発熱で3日も学校を休みましたが、その間も長男は毎朝お茶碗を洗ってくれました。
「アン!アン!アン!」と相変わらず本人は5のつもりで数を数えているのに、6だったり7だったりしながら声を掛けてお茶碗を洗います。
てっきり熱が下がったのかと思って体温計で測ってみるとこれがまた38°で、「何やってるのよ熱あるじゃない。寝てなさい」と布団に追いやります。
全く律儀な男です。
金曜は久しぶりに学校に行きました。
3日も休んでいつの時代にフラッシュバックしたのでしょう?
昼休みに縄跳びの縄を取り出し、黒板に「50」と書いて飛び始めたそうです。
聞けば、縄跳びはするけれど中2のクラスでは数を限定して跳ばせたことはないそうで、先生も目が点だったようです。
昨日はありがた家に行かせました。
夕方に迎えに行くと例の長男お気に入りのお婆ちゃんとまた肩を寄せ合い、ビーズはめをしています。
最近は思春期で家の中でも私やお父さんのそばにはなかなかいませんから、ありがた家に行くと別の長男が見られて面白いです。
・・・というか、ホッとします。
長男に限らず、知的しょうがい者が老人介護の施設でもっと働けるようになるといいですね。
たとえ無償でも構いません。
少なくとも20歳になれば、Aの人なら83,000円の年金がもらえるのですから…。
でも、実際にはどうでしょう?
一定ではない作業に付いていけないのが現実です。
長男も昼食の準備をしたり、片付けをしたりといったお手伝いはできますが、自発的に掃除や洗濯ができるかというとできません。
自分で判断して仕事を見つけて動くというのは知的しょうがい者にとってすごく難しいのです。
長男の先輩が介護体験に行ったはいいけれど、老人と一緒に折り紙やぬりえなどのリハビリに加わってしまって注意を受けたということを聞いたことがあります。
人手不足の介護の世界に何とか一つの労働力として使ってもらえたらいいのですが、現実は厳しいものがありますね。
事業所さんの一歩踏み込んだ理解をお願いしたいです。