鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

中学部2年生に向けて。

先日長男の個別懇談会がありました。

やはり担任の先生は契約が切れて、普通の学校へ戻られるようです。

元々先輩のお母さんから聞かされていましたから動揺もありませんが、新学期に向けてまたリセットしなければなりませんね。



以前から富山県教育委員会が実施している「14歳の挑戦」を長男にもやらせてみたいという意向を担任の先生にはお伝えしていました。

先生のほうも興味を持ってくださり、周りの中学部の先生方にもいろいろ聞いてくださったようです。

先生としても応援してくださるようですが、まだ学年全体で取り組むまでには行かず、また実施するには先生もある程度付き添わなくてはいけませんし、学期の途中でやるというわけにはいかないようです。

また長男だけ公欠扱いにするわけにはいきませんから、夏休み中に実施するのが妥当ではないかというお話でした。

私としては長男が引き金になって、後輩たちがそれに続いてくれたらいいなあと思います。

中学の時からしょうがい児が社会体験することによって本人自身の視野の広がりにもなりますし、受け入れ側も将来雇用を考えてくれるようになるかもしれません。

高等部にばかり就労先を開拓させるのではなく、中学部も一緒に協力することも必要ではないでしょうか?

いずれにしても新しい先生がどういったお考えなのか新学期になってみなければ分かりません。

この話は4月以降煮詰めていきたいと思います。



残された5年間に思うことは、本人が生き易くするにはどうしたら良いかということです。

言葉がないのならばそれに代わるモノをどうしたら良いのか?

今住んでいる地域の中で本人が困らずに社会と関わっていくにはどういった支援が必要なのか?

「余暇」というモノをどうやって上手く使っていったらいいのか?

書き出したらキリがないですね。

身辺的なことならば家でも何とか教えることができます。

だけど学校でしか学べないこともたくさんあるはずです。

様々な授業を通して多くの経験を積んでいって欲しい。

今のところはそんなふうに考えています。