鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

和太鼓。

長男の養護学校で学習参観が行われました。

中学部では1年~3年まで全体で音楽の発表をしました。

今回は和太鼓とよさこい踊りがメインです。

長男の雄姿は写真でごらんください。



授業とは関係ないことですが、長男らしい一面が見えました。

依存度の高い長男は、移動の時も友だちを先に立たせて歩きます。­

押したりはしませんが、手で小突いて友だちを先に歩かせているので笑ってしまいました。ܤ

まさにマネが安定の長男ならではですね。



音楽の授業は、程度ごとに3つのグループに分かれているのでそのまんまの発表でした。

先生としては同じ力の者同士、綺麗な演技を望んでのことだったのでしょうが、重度中度軽度の順で発表されては、重度のお母さん方にはちょっと耐えられなかったかもしれません。

「うちの子は所詮こんなものよ狼」とあきらめムードが漂っていました。

養護学校には、重度の子は軽度の子を見ながら成長し、また軽度の子は重度の子を労わりながら成長するところに素晴らしさがあるように思います。

授業の都合でどうしても程度ごとに分かれて勉強はしますが、せめて同じものに取り組む時くらいは協力しながらやっていく部分も見られると嬉しいかなと思いました。