鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

女子高生。

昨日は長男が部活動の日だったので、学校まで迎えに行きました。å

生徒玄関で待っていると高等部3年生の女の子が私に話かけてきました。

いつもは私のほうから声をかけると、一つのことで頭がいっぱいなのか無愛想に通り過ぎてしまいます。

昨日は何か嬉しいことでもあったのでしょう。



「あのね。私3年生になったん」と、彼女。

Ӥä!?

もう12月だというのに、私にそんなことを報告してくれました。֥ϡ

「そうだね。もうすぐ卒業だ。就職先は決まったの?」野暮なことを聞く私です。NG

「ううん。」と彼女は寂しそうに顔を横に振りました。



楽しい学校、仲良しのお友だち、優しい先生。。。

そんな毎日を容赦なく断ち切ってしまうのが卒業です。

どんなに知的に軽度であっても、社会に旅立つ意識の薄いこの子たちに、どうして大人は勝手に背中を押してしまうのでしょう。

学校が好きなら好きなだけいたらいいじゃないですか!!

もうすぐ襲ってくるだろう卒業の寂しさもまだ知らず、無邪気に私に3年生になったことを報告してくれた彼女を思い、せめて残り3ヵ月に楽しい思い出がたくさんできるよう願う私でした。