鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

自閉症の心を読む。

昨日はお父さんにも駅伝のコースを把握しといてもらおうと、長男と走らせました。ޥ饽

前半、やけに長男がお父さんにへばりついているなあと見ていたら、後半でお父さんを力いっぱい叩いたそうですӤä

日曜日はお父さんとお買い物に行ったり、ドライブに出かけたりする長男。

想定外の休日に怒りが込み上げてきたのでしょう。å

一発叩いたあとは、平常心に戻っていました。

自閉症児に新しいことを教える時にはそれなりに痛みを伴うものです。

壁を一つずつ乗り越えて行かなければ、明日への成長は望めませんね。

これで道がついたので、当日は頑張って走ってくれることでしょう。ɤɤϡ



朝はいつも市が管理する施設のベランダでバスを待ちます。Хå

私は備え付けのベンチに腰掛け、長男は角を曲がったところでベンチに体をもたれかけて信号などを眺めています。

今日はベランダに一羽のすずめの死骸が落ちていました。Ҥ褳

ガラス窓にぶつかって衝撃で死んだのでしょう。

私は、「死んでるからお祈りしようね。」と手を合わせましたが、長男は死んだことが理解できないので労わりの意味を込めて「いい子。いい子。ХХ」するポーズをしていました。

しばらく待って、バスの影が見えたので立ち上がってスズメの落ちている場所に行くと、なんとスズメがいなくなっているではありませんか!?Ӥä

長男が捨てに行ったのかと思ったら、よーく見てみると用具箱の下に隠れるように置いてありました。

思うに、長男は生き返ると思ってつま先でツンツンしていたのでしょう。

それで、蹴っているうちに用具箱の下まで追いやったに違いありません。狼

人の死や動物の死というものを、長男は一生知らずに過ぎていくのでしょうね。

「動け!動け!」と死んだスズメにちょっかいを出した長男に人間らしい温かみを感じました。ϡ