分科会。
さて、昨日の続きです。
県養P連研修会は午後には4つの分科会に分かれて話し合いました。
第1分科会 社会参加と自立に向けて
第2分科会 福祉就労に向けて
第3分科会 企業就労に向けて
第4分科会 今、親たちは何をすればよいか
いずれも私たちには欠かせないテーマでのお話ですが、養護学校の12年間一度も顔を出したことがないご父兄もたくさんいらっしゃいます。
特に父親の参加が少ないことが大きな問題です。
卒業してしまえば、パニックで大暴れしている息子を防御するのは自分しかいないのに、しょうがい児の育児放棄をする父親が増えていますね。
私は第2分科会の「福祉就労に向けて」のテーマを選択しました。
50人ほどが集まったでしょうか?
高等部3年生の息子さんを持つお母さんが話題提供してくれました。
しかし、残念なことに司会の方がサラリーマンのお父さんだったせいか、どうも福祉就労から一般就労の話へと横道がそれていったようで、少し残念に思います。
自立支援法がらみで福祉就労も利用料など多額のお金がかかり、厳しい状況におかれています。
そういうところをもう少し突っ込んでいただきたかったなあと思いました。
さて、総括として助言者の養護学校高等部教諭が発言されたのですが、「利用料は一律一日490円です。」ととんでもない数字をおっしゃったのでビックリしました。
分科会のあと、その先生を捕まえて、「490円とはどこから出てきた金額でしょうか?どなたに聞かれたことでしょう?」と問い詰めたところ、「いやーん!助けてください!」と逃げ去ってしまいました。
高等部進路指導の先生がこんなことで子供たちの将来が相談できますか?
今一番不勉強で何も分かっていないのが、実は養護学校の先生なのです。
子供たちを預かる学校がこんなふうでは先が思いやられます。
では、実際卒業後に通所施設に通うことになるといくら取られることになるのでしょう?
地元の通所更正施設にお子さんを通わせているお母さんに聞いてみました。
利用料は光熱水費を含めて、一日900円です。
食費は昼食代が、250円。
それと、親睦会や野外活動参加費などに当てる費用が、月2,500円。
合計 約28,000円。
これはあくまで例ですので、事業所によっていろいろと金額は異なってきます。
今日からしょうがい者自立支援法がいよいよ本格的に実施となりますので、さらに負担が増えるものと思われます。
また、このほかに土日に移動支援などのサービスを受けるともっと高額になります。
一般課税世帯での利用限度額は、37,200円。
それに近い金額を毎月支払っていくものだと覚悟しておいたほうが良いと思います。
幸せなのは養護学校の12年間だけかもしれませんね。