鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

県養護学校PTA連合会研修会。

9月26日(火)、養護学校PTA連合会研修会が開催されました。

毎年この時期にある養護学校のPTAが一同に会する行事であります。

午前中は夏に行われた全国養護学校PTA連合会での報告と講師を招いての講演会が行われました。

今回はこの講演会でのお話です。



今年はNPO法人子供の権利支援センター ぱれっと 理事長八尾稔啓(やおとしひろ)氏が講師としていらっしゃいました。

先生は全国あちこち出歩き、しょうがい者支援運動を展開しておられます。

詳しくはお話されませんでしたが、先生のお子さんも重度のしょうがいがあるようです。

住まいは一応富山にあるのですが、県内で活動されるのをあまり好まないようです。

何故なら、富山県人はノリが悪い、企業も振り向かない、だからお金が集まらない・・・なんだそうです。

富山は真面目な性格が災いして、うつ病患者も多いですし、その分自殺者も多いですね。

そんな話をされていました。


さて、先生の講演のお話はテンポが良くて聞き手を引き込ませるのが上手な方でしたが、ひとつ面白かった点を上げてみます。

先生が「隣の人とジャンケンをしてみてください。勝った人が何でもいいから負けた人を誉めてください。どちらかが5回勝つまでやってみてください。」と聴衆にゲームを提案しました。

私も含めて会場中でジャンケンが始まりました。礭ѡ

「今日は素敵な装いですね。」とか「いつもあなたはお子さんのことに一生懸命ですよね。」などと相手を誉めていきます。

一通りジャンケンが終わった後で、先生はこう言いました。

人を誉めようとすることによって、相手をよく見ようとするのです。

相手の悪いところばかりではなく、相手の良さを探そうとするのです。

私たちは子供がしょうがい児だと、「アンタのせいで私は苦労ばかりなのよ!」とイライラしてしまいます。

でも、お子さんの良いところを探そう、探そうとすると辛いことも楽しいことへと変化していくのですよ。


あなたもぜひ今日からジャンケンをやってみてください。ޥ



このように、講演会などで人の話に耳を傾けることは自分を向上させるのに役に立ちますね。

私たちは子供が就学する時には必死になって良い学校を探そうとしますが、入学してしまうとまるで他人事のようにPTA行事に無関心になってしまいます。

大きな養護学校に行けば行くほどその傾向が強いようです。

勉強しないで「分からない!分からない!」と言う人がいます。

どれだけでも勉強する場というものは提供されているのだということを知っておいてください。

後半に続きます。