鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

2000年7月29日(土)

土日はラジオ体操がお休み。

お姉ちゃんはぐっすり寝ているけれど、僕は6時前から超元気。

ラジオ体操の代わりにお母さんは、僕を散歩に連れ出した。

マラソンと同じコースなのでドキッとしたけど、つっかけを履いていたので一安心。

まだ7時前だというのに物凄い日射しだ。

9時頃までお母さんは家事で忙しい。

そんな時は僕は洗濯機を眺めたり、お姉ちゃんの真似をしてゴロゴロしたりして過ごす。

今日は抜群のプール日和。

お母さんが車庫からプールを出してきて、もしかしてマラソンかなあ・・と思ったら、やっぱり走らされた。

もうプールとマラソンは切り離せないらしい。

走った後、海水パンツを穿いた僕は、胸にいっぱい汗を流して、

まるでリング上のプロレスラーのようだ。

でも、楽しい。

午後、お姉ちゃんはビーチボールクラブの合宿に行ってしまった。

僕はお母さんとのんびり。

課題をやったり、再びプールに入ったりと過ごしました。

海水パンツの紐を、僕は癖でずっと固結びしている。

長い紐なので結び目がいっぱい出来る。

プールから上がった後、お母さんはわざとそれをほどいてしまう。

そしてまた、プールに入る時、僕は結び目をいっぱい作る。

僕のこだわりなのだ。