鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

見事なバリアフリー

野球を観終わって、ナゴヤドーム矢田駅で地下鉄に乗ると電動車椅子の方が乗っていました。

野球の時は地下鉄も増便し、矢田発の電車もあるので乗るのは困らなかったと思います。

それから、名古屋市の繁華街栄の駅に電車が到着すると、プシュッーとドアが開いた途端駅員さんが「はい、すみません。」と言って簡易スロープを電車とホームの境に渡しました。。

そうするやいなや電動車椅子の方がスーッと降りていきます。

降りた途端に今度はすばやく駅員さんがスロープを片づけていました。

まあ、その素早いこと。

10秒どころか5秒程度の速さ。

まさに阿吽の呼吸。

もちろん電車は一切遅延することなく走り出しました。

事前に車椅子の方が乗ることを連絡してあったからといっても、富山でこんなにスムーズに降車を介助できる駅員さんはいらっしゃるかしら?

車椅子の方も電車に乗り慣れているし、駅員さんも介助に手慣れている。

バリアフリーが当たり前になっている証拠だと感心しました。

 

名古屋は障がい者に優しい街だと思います。

予算があってのことだと思うけれど。。

ナゴヤドームへは矢田の駅からアーケードが延びていて雨に濡れることがありません。

私も高速バスで名古屋に行くときは、途中で休憩するひるがの高原だけ雨を心配するだけで、名古屋市内に入ってしまえば全く雨など心配しません。

ま、駅からホテルまでの道のりで少し濡れる程度です。

あちこちにエレベーターがあるので、車椅子の方でも不便がないように思います。

思い立った時にふらっと野球観戦できる街になってることが素敵です。

街に障がい者が当たり前にいると、周りの健常者も当たり前に接するようになる。

隔たりが無くなっていくんだと私は思います。