鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

マスコット的存在?

利用している相談支援事業所は、ある社会福祉法人の通所施設の中にあるのです。

当然、利用者さんも見掛けます。

先日も今年の春に特別支援学校を卒業した息子の後輩君が玄関に立っていたので、「おはよう!元気?」と声を掛けました。

その子もたどたどしい声で「おはよう!どうぞ、入ってください。こちらへどうぞ!」などと言ってます。

小学部の時は言葉も話せなかったので、随分成長したなあと感心しました。

ところが、1時間ほど相談員さんと話して玄関に出ると、まだその子が立っているではありませんかemoji

「何をしているのですか?」と相談員さんに尋ねると、「彼はずっとあーしているのです。」とのことでした。

そっかあ。

作業出来ないのね。

見た目には愛想よくて、施設のマスコット的な存在なんだけど、毎日ずっとそうしているのね。

これから寒い冬になるけど、それでも立っているのかな?

いろんな複雑な思いが駆け巡りました。