自閉傾向を少なくするために。
息子の左足をキックする癖はとうとう定着してしまいました
指パッチンと一緒で、何年も続くでしょうね
急ぎ足で歩くときは出ないのですが、ゆっくり歩いたり立ち止まったりするとやってます
このように常動行動がある自閉症者は特にパターン化された生活を繰り返すと固執傾向が強くなります
知的しょうがいが重くなるというよりこだわりが増すのです
息子が希望している作業所の先輩は、20代半ばで新しいこだわりが出てきました
着替えをするにも、靴を履き替えるにも、ペンギンのようにヒョコヒョコ歩きをしながら前後に行ったり来たりするのです
その動作を数分間した後にやっと着替えや靴を履いたりするのです
毎日が同じことの繰り返し、作業所と家との往復、何の刺激もない毎日
このようなことが固執傾向を強めます
一度強めたこだわりは頑として柔らかくはなりません
だからこそ、余暇支援が必要になってくるのです
昨日のダンスサークルの立ち上げも、息子たちに様々な刺激を与えて自分の中にこもらないようにするためのものです
また、私は水曜日あたりに作業所を休ませて、他の福祉サービスを受けることも考えています
夏休みに体験に行かせただけで足キックの癖が付くようでは、この先どんな可笑しなこだわりが出てくるかわかりません
それを未然に防ぐためにも、様々な刺激を与えて、パターン化した生活にならないようにしなくてはいけないのです
私たち保護者は卒業後の受け入れ先探しばかりに躍起になりがちです
ですが、本当に大切なのはこうした余暇活動・余暇支援なんですね
自閉傾向を強めないための対策、常に揺さぶりを掛けて、物事に定着させないための策を講じていきたいものです