行方不明事件
先週の金曜日、1週間前に息子の支援学校を卒業したばかりの卒業生が入所施設を抜け出して行方不明になっていたようです。
結局は次の日の早朝3時に家族によって発見されたと新聞に載ってました。
家庭の事情で支援学校にいたときも寄宿舎生活を余儀なくされていた卒業生。
どこも入所施設はいっぱいで引き取り手がなく、とりあえず一時預かりのような形で施設にいました。
施設から学校に連絡が行ったのはどの時点だったのでしょう?
先生たちは次の日には捜索する段取りになっていたそうです。
もし、命に関わることだったらどうするつもりだったのか?
施設が悪いのか?
一緒に捜しに行かなかった学校側が悪いのか?
すぐに近辺の保護者に連絡してくれれば、顔も知ってるし、自閉症の行動パターンも熟知している私たちなら容易に見つけられたでしょうに。。。
昨今は個人情報保護にあたり、同級生でも顔や名前を知らずに卒業を迎えてしまう時代になりました。
連絡帳も「友だちとトランプをしました。」などとしか書かれず、誰と過ごしたのかもさっぱりわかりません。
もし、息子が行方不明になっても同級生の保護者は誰も捜してはくれないのです。
こんな事態にしてしまった行政や教育の責任は重いです。
東北の震災を見るたびに、言葉も上手く話せない知的しょうがい児に対してある程度の情報を開示し、広くネットワークを構築していってほしいと願うばかりです。