鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

様々な弊害

長男の学校に入学した小学部1年生のお母さんに、「学校どう?」と尋ねると、「連絡帳は印刷文でまだよくわからない。」ということでした。
 
これには少し驚きました。
 
小1は24人もいて、5人のクラスもあります。
 
あっちで泣いていたり、トイレに行ったりと忙しいのはわかるのですが、中学部ならともかく連絡帳が毎日コピーだなんて何て気の毒なことでしょう。
 
ウンチを失敗したなどと特記事項だけは手書きなんだそうです。
 
これも268人と驚異的な児童・生徒数から来るものです。
 
これでは何のために特別支援学校に入学したかわかりませんね。
 
 
 
高等部も1年生が40人と、定員の30人を遥かにオーバーです。
 
8人のクラスが4つと、3人のクラスが3つできました。
 
これも厄介なものです。
 
来年はそれぞれ就労体験先を決めて、3年後には卒業ですからね。
 
考えただけでゾッとします。
 
 
 
ひと昔前はのんびりしたムードで良かったと思います。
 
連絡帳もマメに書いてあって、週末には写真入りのクラスだよりが配られました。
 
保護者間の連携も良かったように思います。
 
これから12年間の特別支援学校生活を送る小1の子たちが悔いのない学校生活を送られるよう、社会できちんとした整備をしていただきたいものです。