鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

遠く遠く。。。

昨日、長男を事業所に迎えに行くと職員さんに(もう今日でお終いなのか?)という顔をされました。
 
特に可もなく不可もなく、「お世話になりました。」と挨拶して帰ってきました。
 
もう利用者さんの一人になってしまって、取り立てて掛ける言葉もないようです。
 
立派になりました。
 
 
 
恩師に着うたを送りました。
 
「遠く遠く」
 
恩師は様々な学校を経て、出発点であった聾学校へ戻られます。
 
たった1年だけの担任でしたが、ローラースケートができるようになり、マラソンが走れるようになり、竹馬に乗れるようになり、スキーが滑れるようになりました。
 
また、「おしまい」の合図ができるようになりました。
 
この合図が後に母子のコミュニケーションに絶大な効果を発揮します。
 
 
 
遠く遠く 離れていても 僕のことがわかるように
 
  力一杯 輝ける日を この街で迎えたい
 
    僕の夢を叶える場所は この街と決めたから
 
 
 
先生。。。
 
僕はこの小さな田舎町でしっかりと生きていきます。
 
先生とは遠く離れてしまったけれど、必ず見守っていてください。
 
先生のおかげで僕はこんなに働く男になりました。
 
僕の可能性を引き出してくれた先生に感謝申し上げます。