鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

最後のメッセージ

昨日は学校の卒業式でしたが、臨時担任との最終日でもありました。

来週から正規の担任が戻ってきます。

一番最初に渡した長男のサポートシートに様々な指導方法を書いて返してくださいました。

一部紹介しますバッド(下向き矢印)



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自閉症は知的レベルは低くありません。

こだわりの強さがパターン化につながり、プラスにもマイナスにもなっています。

だからこそ、長男君のように人のやってることを真似てやろうとするお子さんは、現状の行動が更にグレードを上げていけるように揺さぶることでレパートリーが広がりますし、生活の幅も出てきます。

特に日常生活はパターン化しやすいので、大人側の視点が大切と考えます。

社会性、コミュニケーション、こだわりといった自閉症の三大特性を理解し、「自分で判断し行動できる力」を高めてあげたいと思っています。

社会自立に向けて必要な力はいろいろありますが、困った時の対応や、自分で見通しを持って活動する力や、みんなと一緒に参加できる場を増やす力など、それを支える知識や技能は学校が育み、地域で活用することが理想です。

一人一人の底力をアップするために、個々の実態を見極めて、それに応じた支援をすれば、私たちが考えている以上の可能性を発揮してくれます。

これは私の経験上事実です。



なるほど。。。

でも、私が一生懸命地域参加してるのに、それに学校が付いて来てないことのほうが多いのも事実です。

すでに就業体験してるのに高等部の先生は誰も見に来ないでしょう?

臨時担任の力で高等部のカラーを変えていっていただきたいと思います。

たった2ヶ月でしたが、大変勉強になりました。

何より、私の10年間の子育てをすごく評価してくださったのは心底嬉しかったです。

コレを励みに、また頑張っていきます。