鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

やっぱりわかってなかった!

昨日の連絡帳です本



来週の月曜日に学年でクリスマス会を予定しています。

そのときにクラスで5分ほどの出し物を披露します。

何をやりたいか長男君に聞くと、いくつかの選択肢の中から「うた」を選びました。

結局多数決で「ダンス」に決まりました。

曲選びは嵐のCDの中から4曲ほど選択肢をあげ、好きな曲を選びました。

長男君は「beautiful day」と「one love」が好きだそうです。

曲選びは3人とも好みが異なり、ダンス(運動)の内容に合った「happiness」に決まりました。

衣装についてもどのようにしたいか聞くと、体操服より別のかっこいい服が良いと答えられました。

長男君のお気に入りのTシャツがあれば月曜日に持たせてください。




これ全部でたらめです。

何をさせたいかは黒板に文で書いても理解できません。

「りんご」や「バナナ」のような食べ物ならかろうじてわかるかもしれません。

曲選びもうちの子は音楽を聴くほどの理解力がないので、「何か音が鳴ってる」という程度のものだと思います。

唯一車に乗り込むとZARDを聞きますが、これも本当に好きだとは言えません。

「車に乗る」=「ZARD」になってしまっているからです。

長男にとっては音楽を聴くのも作業になってしまっているんですよね。

衣装選びについてもいい加減です。

もし長男に次の予定を聞くとしたら、「月曜日はクリスマス会だよ。」・・・この程度でしょうか?

いや、クリスマスの意味すらわかりませんから、もしケーキやお菓子を食べるのなら「月曜日には美味しいケーキが食べられるよ。」・・・これだと満面の笑みになると思います。

食い物ばかりですけど、長男の人生って本当に食い物と結びついてる人生なんだと思いますよ