鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

校外就業体験の色々

先週から長男の学校では就業体験が始まっています。

 

長男は1年生なので今年は校内での体験ですが、2・3年生は校外での体験が盛り込まれています。

 

2週間丸々お世話になる子、しょうがいが重くて数日しか体験できない子と様々です。

 

数日しか体験できない子は、残りの日は1年生と一緒に校内での作業になります。



一般企業で体験する子はとても張り切っていました。

 

市場の中で野菜の袋づめを頑張っています。

 

荷物をたくさん運ばされるみたいで、「月曜日も力仕事頑張ります手(グー)」と力強く宣言していました。

 

ちょっと一直線なところがあるので、あまり必死になると挫折が怖い気がします。

 

将来上手く採用となれば良いですが、もしものときに落ち込まないかと多感な年ごろだけに軽度の知的しょうがい児の扱いは神経を使いますね。



最重度の子はパニックは起こさなかったものの、問題は受け入れ側の利用者さんのほうでした。

 

体験しに来た子にちょっかい出されて、すっかり心乱されてかなり暴れたようです。

 

一時は事業所側から「体験を中止してほしい」とまで言われましたたらーっ(汗)

 

事業所にすれば体験に来た特別支援学校の子より、今来ている利用者さんのほうが大事ですものね。

 

何とかお願いして3日間乗り切ることができました。



トラブルは何も子供たちばかりではありません。

 

付き添いに来ていた女先生は、利用者さんに好かれたか嫌われたかどちらかでトラブルが起き、お昼で他の先生とチェンジすることになりました。

 

おかげで事業所との反省会では、そのピンチヒッターで来た先生とすることになり、先生もよくわからないまま終わったようです。



先週だけでこんなにいろいろあるんだから、2週間で一体どれだけのアクシデントがあるかわかりません。

 

でも、その分学校で見えないものが見えてくるのも事実です。

 

いつもは親や先生にベッタリの子供たちも、社会の人と接することでどんなことを体験し、どんなことを学ぶのか、勉強になりますね。

 

2学期には1週間伸びて3週間の体験になります。

 

もちろんこれも3週間丸々体験する子や、2~3日だけの子だったりします。

 

また、高3にとっては大事な卒後の受け入れ先を決定する期間ですから疎かにできません。

 

再び様々なドラマが展開されることでしょう。。。