卒業後の目途
卒業後は福祉就労です。
「就労」と名が付くと働くことのように思われますが、結局は1割負担してデイサービスに通うことと何ら変わりはありません。
長男の地域はすごく恵まれていて、人口の割に4つの事業所があります。
よく他の地域の保護者から羨ましがられるのですが、多ければ良いというものでもありません。
それぞれ事業主がバラバラですから、運営理念のしっかりしているところ、そうでないところ、色々あるのです。
私はしょうがい児のサークルを長くやっていた関係で、長男が小学1年生のときからいろんな事業所に顔を出させていただきました。
そういう点では早くから情報収集できてとてもラッキーだったように思います。
大きな施設のHの郷は、建物も新しいし、入所施設もあるから親亡き後は心配ないかもしれません。
でも、作業は受注が大半で暇なときは暇です。(--〆)
それと、大きな施設は職員の異動があったりします。
せっかく優しい職員さんが担当になっていても、いずれは交代するかもしれないので困ります。
まあ、いろんな人に慣れるのは良いことだという方もいますけどね。
山のほうにある愛和さんは、理事長さんがとても素晴らしい人なんですが、うちの長男には農業は無理。(ーー゛)
支援員さんがピッタリくっついていれば何とかなるかもしれませんが、1人で畑を耕したり、キュウリやナスの支えを立てて紐でしばるような高度な技術はできませんねえ。
疎遠にはなりたくないので、時々遊びには行きたいと思っています。
我が家のすぐそばにあるあさがおさんは、あそこなら信号機も無いし、長男でも1人で十分通うことができるのですが、何せ母体が育成会だからずっと死ぬまで役員やらされそうです。
しかも、あそこの所長さんはご高齢だから、「次は富山米さん頼みよ。」なんて言われようものなら一生所長にさせられてしまいます。
作業は家でやってる内職仕事だから長男は喜んでやりそうなんですけどね。
育成会はもうたくさんだわ。*1
それで、最終的に狙っているのがOの里です。
あそこなら親の会というものがないから気楽です。
Hの郷は保護者会があるから何かと面倒です。
長男が成人してまで親が出しゃばるのは体力的にきついものがありますからね。
昔から顔を出しているから長男も可愛がられているし、何度も就労体験しているので何とかなりそうです。
お給料も他の事業所よりは少しはもらえる可能性大です。
利用者は、支援員さんに可愛がられるのが一番です。
もちろん作業が自分に合っているかということも大事ですが、どういった理念で運営しているか知ることが大切ですよね。
親はこの先老いていくばかりですから、自力で通えることも大きな要素です。
そんな様々なことを考えながら、長男の卒後について準備を進めています。
*1:+_+