鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

理解ある祖父母に会う。

土曜日にショッピングセンターで長男とお昼を食べていました。

向かい側の席の男の子がガン!ガン!ガン!とテーブルを蹴るので、(今どきの子供はしょわしない狼)と思ってちょっとムッとしていました。

でも様子が変です。

わがまま言ってテーブルを蹴っているようには見えません。

よく観察すると、「アワ、アワ・・」などともう言葉が話せても良い年齢なのに奇声を発します。

明らかに自閉症でした。

私が一転してニコニコޥと見ていると家族の人が気付いて、「ごめんなさいね。うるさくて…。」と謝ってきました。

「大丈夫ですよ。この子も養護学校行ってますから。

「そうなんですかϡ」ご家族はホッとしたようでした。



聞けば、年が行ってからの子供かと思ったらお祖父ちゃんとお祖母ちゃんでした。

今どきの祖父母は若いわい。

療育施設に通っているそうで、年中さんでした。

一時も手が放せない子だそうで、「こういう子だから家族が変わりばんこに見てやらんなんのです。」とお祖母ちゃんが言いました。

「うちは生まれた時から多動じゃなかったです。」と私が言うと、「多動じゃないことあるがですか?Ӥä」と言われました。

「ええ。

「は~。生まれてすぐ多動じゃないこともあるがですか?」

「・・・。」ܤ

「私らいろんなもの見せたら少しは落ち着く子になるかなあと思って、どこにでも連れていくがです。」

さすが!今どきの祖父母は理解が深い!!OK

「大丈夫ですよ。学校に行くようになれば落ち着きますから。。。」とつい、根拠のないことを言ってしまった私です。



うちの長男も言葉がまだ話せないと言ったら、「こんな大きいのにまだ喋れんのですか!?Ӥä」と驚かれました。

いやいやいや・・・。

言葉だけが重要じゃないからね。

うちの長男だって指差しひとつでギャグ飛ばすし。ää

ま、小さいうちは言葉が出ないことが一番心配のタネですよね。

両親のみならず、祖父母にもありったけの愛情を与えられ、この子はきっと幸せに生きていくことでしょう。

見ていてとてもホッコリしました。