鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

一つの提言。

巨大化する長男の学校は、駐車場のスペースがないということで、とうとう3学期の学習参観を取り止めてしまいました。

一応PTAの行事はあるのですが、近くの公共施設で行います。

春まで一度も子供たちの姿を見ないで終わっていく人も出てくると思います。

これでいいのでしょうか?ܤ

我が子を間にした双方に接点が無くなってしまうことに少しばかり恐怖を感じます。

そのせいではありませんが、日頃感じていることをプリントにまとめて今日配布する予定にしています。

一読ください。



中学部の保護者の皆様へ

小学生の頃は特に意識しなかった子供たちの成長も、中学生になると身長も伸び、骨格もたくましくなって、どのお子さんも目を見張るばかりです。
私はこれでも165センチあるのですが、どの男の子も私を追い抜いていくので驚いてしまいます。
同時に頭を過ぎるのは成長に応じた余暇の過ごし方についてです。
あなたは土日に長期休暇に、どんな工夫をされていますか?

富山市育成会ではガイドヘルプ事業所と提携し、ヘルプサービスの支援をしています。
このことは昨年も育成会のプリントにてお知らせしました。
中学部でも何人かの生徒さんが利用されているようです。
うちの子も夏休みにプールに付き添ってもらい、私では絶対付き合えないウォータースライダーを何回も経験しました。
とても良かったと思います。

富山型デイサービスの利用も地域に住む様々な人たちと触れ合う良い機会です。
以前は知的しょうがいというと良い顔をしない事業所もありましたが、最近はどんなしょうがいでも受け入れてもらえるようになりました。
それでも、「今日はお昼寝をしていました。」とか「今日はドライブをしました。」など、一体何のために預けたのか意味のないサービスしか提供してくれない事業所もあります。
そんな時は要望を事業所にきちんと伝えるようにできたらいいですね。

スポーツ関係なら、冬ならAスキー場はどうでしょう?あそこならゲレンデとソリ山が分かれているので、小さい子との接触も心配せず心置きなく滑ることができます。また、Bスキー場はゲレンデも幅が広くゆったりと滑ることができます。

夏なら富山市立C小学校を利用してみてはどうでしょう?
あそこは小学校のプールですが、市民プールとして広く開放しています。
利用率が大変低く、去年は猛暑にも関わらずうちの子が一人で入っていたことがありました。

また、福祉作業所へボランティアに行くことも良い経験になります。
中学生のうちは「就労体験」というと何だか重苦しくなってしまいます。
そうではなしに気軽にボランティアに来たつもりで作業体験してみてはどうですか?
事前に連絡しておけば、お子さんのために空き缶潰しやペットボトルのラベルはがしなどの軽作業を事業所が用意してくれたりします。
お子さんの経験にもなり、尚且つ将来のことも考えられ、まさに一石二鳥だと思います。

まだまだ他にもいろんな過ごし方があるでしょう。
「うちはこんな過ごし方をしています。」というのがあればまた教えてください。
中学生生活はあっという間の3年間です。
子供にとっても親にとっても思い出深いものにしたいですね。




以上。

先日の育成会理事会に他校のPTA会長さんと話をしましたが、やっぱり親子で共通の趣味や活動をしている人と、そうでない人でははっきりと違いが出てくると思います。

学校の先生も、「親子で同じ趣味やスポーツをしている人はそれが支えになっていると思います。」と発言なさっていました。

その子の成長に合わせた余暇活動があるといいですよね。