言葉を強要しないでください。
そりゃあ私も昔は長男が早く言葉を喋れるようになったらいいと願ったものです。
でも、今はどうでもよくなってきました。
言葉が話せる子に対する周りのプレッシャーが、はたから見ていて余りにも凄すぎるからです。
その子たちだって、始めに言葉を発した時は周りの大人たちも手放しで喜んだはずです。
ところが年数が経つうちに、やれ「うるさい!」だとか、「ちゃんと挨拶しなさい!」だとか、うちの子にはあまり見られない余計な指導がされているように思えてなりません。
やがて社会の一員としてしっかりと生きていくには、やはりきちんとした挨拶や態度があったに越したことはないでしょう。
そのためには子供のうちから適度な躾も大切になってきます。
でもときどき、(いいじゃないか。本人だって無愛想にしているわけじゃなし、挨拶してよい場面なのかどうか判断できないでいるだけなんだよ!)なんて思うときがあるのです。
もしどうしても挨拶させたいのならば、きちんとシチュエーションを設定してあげるのが正しい支援ではないでしょうか?
そうはいっても、私もついついすれ違い様に「よう!おはよう!元気?」なんて子供たちに声をかけてしまいますがね。
「おはようは?」、「ありがとうは?」、「ごめんなさいは?」とクドクドとお説教しないであげてほしいなあと思います。
今朝、長男がトントンと私を呼ぶので何かしらと振り向くと、制服のズボンからはみ出たシャツをつまんで見せてくれました。
「下着がはみ出しちゃったよ。これってダメだよね?」とでも言いたげです。
「シャツが小さくなったんだね。またしまむらで買ってこようね。」と言うとニッコリ微笑む長男です。
(言葉なんて少なくとも私と息子の関係には必要ないなあ。。。)と思った瞬間でした。