富山市しょうがい福祉計画。
しょうがい者自立支援法が施行されている現在、各市町村は数値目標を出さなくてはいけません。
それが、しょうがい福祉計画です。
まず、3つの目標を掲げています。
◎福祉施設の入所者の地域生活への移行
平成23年度末までに、平成17年度末施設入所者数533人のうち、153人(28.7%)が地域での生活に移行するものとします。
平成23年度末時点で施設入所者数は、平成17年度末施設入所者533人から128人(24.0%)減少した405人とします。
◎入院中の精神にしょうがいのある人の地域生活への移行
社会的入院に該当する精神にしょうがいのある本市民は、134人と県が示しました。この134人については、平成24年度までに地域移行することとし、平成23年度末までには112人が地域移行することを目標としています。
◎福祉施設から一般就労への移行
平成17年度に福祉施設から一般就労へ移行した人は7人でした。目標年度である平成23年度には、4倍の28人が福祉施設から一般就労へ移行することを目標とします。
様々なサービスについての数値目標が出ていますので書きます。
(1)訪問系サービス
H18 H19 H20 ~ H23
居宅介護
重度訪問介護
行動援護 168 189 213 310
重度しょうがい者等包括支援
(4つのサービスを合計した利用者数です。)
(2)日中活動系サービス
H18 H19 H20 ~ H23
生活介護 91 130 142 493
自立訓練(機能訓練) - 1 2 30
自立訓練(生活訓練) 5 51 89 124
就労移行支援 7 32 39 125
就労継続支援(A型) 1 17 20 45
就労継続支援(B型) 82 287 299 457
旧体系サービス 806 530 513 -
療養介護 10 11 12 12
児童デイサービス 134 139 144 159
短期入所 35 40 45 60
(3)居住系サービス
H18 H19 H20 ~ H23
グループホーム 60 87 120 212
ケアホーム 33 59 93 212
施設入所支援 - 36 36 405
旧体系サービス 537 486 461 -
単位はすべて利用者数です。(書体のせいでちょっとズレててすみません。)
たとえば、グループホームで今年度末に60人の利用者を見込んでいるとすれば、5年後の23年度末には212人の利用を目指すというものです。
もちろん、身体・知的・精神しょうがいの3しょうがいの利用者すべてを足した数です。
さて、その数字をザッと見てあなたは何を感じるでしょうか?
私はあえて意見しないことにします。