知的しょうがい者に優しい町づくり
スキーのリフトの降り場には雪の上に赤いラインが引いてある
ここまで来たら降りろという意味のラインだ
健常者なら理解できるこのラインも息子にはただの飾りに過ぎない
降り場に着いた途端に飛び降りてしまい、シルバー人材から派遣された係の爺ちゃんたちに叱られる
信号もそうだ
道の向こう側にあるから息子には遠すぎて理解できない
どうせなら道の手前にあればいいのにと思う
このように知的しょうがい者が生きるには厄介なことが山ほどあるのが現実社会だ
社会参加したい知的しょうがい者は何千人、何万人といるというのに