鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

拍子抜け

秋の就業体験を参観して、いささか拍子抜けしましたがく〜(落胆した顔)
以前、参観したときよりユルユルなのです。
もしかしたら高等部の考え方が少しずつ変わってきたのかもしれませんね。
私が小学部のときなどは、私語のある子は口にガムテープを貼られていました。
パニックを起こして泣き喚く男子の横で男先生が怒鳴っていたのを見たこともあります。
女の子が廊下に立たされて泣いているのを、女先生が「まだ泣いとるがけexclamation」と叱り付けるのをうちの旦那が見たことあるそうです。
また、恐怖の紙ちぎりも毎年お決まりでしたが、今回は見られませんでした。
ただ、一つだけ。
長男の同級生で脳性マヒの子がいます。
身長も130センチかそこらで、たえずヨダレが出るので首にタオルを巻いています。
女性を見るとお母さんだと思ってか「カカ!カカ!」と呼びます。
その子の就業体験は、後ろが窓、両側には机を置き、前に女先生が仁王立ちしているものでした。
ペットボトル踏みが仕事ですが、「はいexclamation」、「踏んでexclamation」と先生が気合を入れます。
同じ教室の子たちは自分でペットボトルを取りに行き、自分のペースでラベルはがしや、ボトル踏みをやってましたが、彼だけは異様な光景でした。
仕事に集中できないといって、重度の子に果たしてそこまで労働させる必要があるのでしょうか?

お母さんが参観にきたかどうかは知りませんが、この光景を見てどう思ったのだろうと少し気になりました。