鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

企画がハマった瞬間。

先日の学齢期部会の講演会は、テーマ的にはニーズに合ったものかどうかは分かりません。

しかしながら、コーディネーターさんという職業を保護者に紹介したい、相談支援事業の充実を図りたいという私の本意は少しは通じたかな?とは思いました。

今回呼んだ講師の方は、ある地域のコーディネーターさんです。

養護学校の講演会というと、就労先の事業所の所長さんだったり、卒業したOBの保護者だったりします。

でも、卒業したあとに頼りにしていた担任の先生とも離れてしまい、さあ!日常的な相談は一体誰にしたらいいのかというときに、頼りになるのがコーディネーターさんではないでしょうか?

そうした意図があって今回お呼びしたのですが、参加された保護者の方々は私の思いを酌みとってくださったでしょうか?



相談支援事業というのは、各市町村が行う地域生活支援事業の中に盛り込まれています。

この事業が活発にならないと、市町村も「なーんだ。しょうがい者は別に困っていないんじゃないか。」ということで予算が削られてしまうんですよね。

そうならないためにもドンドン盛り上げてってほしいのがこの事業なんです。

いつも私が言うことなんですが、養護学校を卒業して地域に帰ってきたときに、誰に頼って生きるのかが私たち保護者の頭の痛いところです。

もちろん、役所に駆け込むのが一番なんですが、異動で頼りにしていた福祉課の職員がいなくなったりと不便なことが出てきます。

そんなときに、このコーディネーターさんていう職業の方を頼りにして強く生きていってほしいなあと感じています。



11月7日の事業が終了してホッとしています。

と同時に、運営の難しさも浮き彫りにされました。

シビアな現代の保護者が育成会活動の未来をしっかりと支えていくとは思えません。

私も疲れて、これ以上努力はしたくないのが本音です。

これからの学齢期部会の危機を正直感じますね。狼