鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

レベルアップは親の手で。

27日もスキーに行った長男君です。

お天気が良くて、またリフト待ちの長い列ができていました。

皆さんスキーを履いていますから、板の分だけ間隔が空いていて100Mくらいの列でしたでしょうか?

下はガンガンに固まった雪なので、前に進むと勢いが付いて思わず前の人の板の後ろを踏んでしまいます。

長男を見ていたら、後ろに下がれば後ろの人の板と接触しますから、股を開いて前の人の板を踏んづけないようにしていて感心しました。ޥ

前回の記事のお婆ちゃんとの触れ合いといい、最近はこうした何気ない心遣いがいろんな場面で出てくるようになってとても嬉しく思います。

この力はきっと社会に出てからも大いに役に立つことでしょう。

ただ、気遣いばかりで自分を殺してしまわないようにね。

そこら辺りのバランスは健常者でもなかなか難しいです。





ع養護学校の授業はどの子に標準を合わせるかで違ってきます。

国語や数学ならばΡ個人のレベルに合わせたカリキュラムで進みますが、集団で行う音楽や体育といったものはどうしても基礎的なものになりがちです。

そこからレベルアップしていくのはやっぱり親御さんの仕事でしょうか?

例に上げるとすれば、うちの子は小学部の時からリフトに乗ってスキー場でバンバン滑っていますが、中学部のスキー学習はまずウェアを着て地面を歩くところから始まります。⤯

調理や掃除や洗濯といった生活訓練が多い生活単元の授業も(えー!このレベルから行くのか?)というようなこともあります。

やはり「基本は学校で。応用は家で。」というのが養護学校教育のようですね。

と言ってる私も、「あー!ۤ買い物体験に行かせなきゃ!!」と思いつつ全くやらせておらず、土日もそのまま通過してしまう日々を送っています。

ܤܤܤ