鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

実はまだ信号渡れてません!

いつもお伝えしている長男の自力下校についてですが、4月末に再び赤で渡る長男を発見しましたӤä

ちょうどその週末に個別懇談会があったものですから、担任の先生にご相談しました。

先生は他校からかわってきたばかりですので、前年度の副担任の先生といろいろ相談してくださり、とにかく今は信号で付き添い、赤なら「止まれ!」、青なら「歩く!」としっかり声かけをしてやることが大事だということになりました。

そこで今私は信号を挟んだ向かい側で待機し、信号を指差し、NGOKといったゼスチャーで合図を送っています。

おかげで長男も信号はじっくり見ているようです。



でも、毎日長男を見ているとボケをかますことが多いです。

この前などは、ちょうど青で交差点に入ってきたのに渡ろうとせず、わざわざ赤で待ってから渡ってきました。

先生に報告したところ、Ρ「一度赤で待たなければならないと思っているのかもしれません。きちんと声かけしてあげてください。」とのことでした。

昨日は雨も本降りでした。

バスから降りる時も介助員さんが傘を差すように言ってくれたそうですが、数十メートル濡れたまま歩き、信号の手前で私が傘を差しているのが目に入ったのか、ようやく傘を差し始めました。ܤ

歩くのも決して毎日同じではなく、この前もコンクリートのあぜ道を歩いていました。⤯

もう田植えも済んでしまったので、歩かないように注意しました。

長男の歩き方を見ていると、家では見られないことがたくさんあるのに気付きます。

なかなか知的しょうがい児を一人で歩かせることはないとは思いますが、折を見て歩かせてみてください。

その子が何を考え、どう判断をし、またどんな町の様子に目をやりながら歩くのか、見ていてすごく面白いですよ。



毎日の付き添いは正直きついですが、もう少し一緒に歩いてみますね。

いろんな問題を学校と連携しながら解決していくことがすっごく楽しいです。

でも、これもあと5年なのかと思うと悲しい。。。

私は長男が卒業したあとに様々な問題を一体誰と解決していけばいいのだろうか?

時々、そんなことを気にかけたりしています。