鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

名無しの権兵衛

昨日は手をつなぐ育成会東海北陸ブロック大会石川県大会が開催されました。

私も息子と一緒に参加してきました。

息子を本人大会の受付に連れていくと、参加チケットだけ回収されて、名札も何もありません。

部屋の中に入っても担当者らしき人もおらず、壁に「富山県」と書かれた張り紙があるだけです。

まあ、富山県の本人大会は中学生の時から参加していますので、本人も勝手が分かっているだろうとそのまま置いて出てきましたが、こんな雑なやり方は初めてでした。

言葉も話せないのにどうやって名前を呼ぶつもりだったのでしょうか?

まさか、「そこの青いTシャツの彼氏」なんて呼んだりするのでしょうか?

もしも、途中でてんかんの発作などが起きて、保護者を呼ばなくてはならなくなったらどうするつもりだったのでしょうか?

一緒に行ったお母さんなどは、事前アンケートに娘さんの様子をこと細かく書いたそうで、「名前が誰だか分からなければ何のためのアンケートか意味がない!」と呆れていました。

うちの息子に何をしたのか聞くと、ゼスチャーでビーチバレーボールをしたと教えてくれました。

本当かどうかは定かではありませんが、それにしたって名前が分からなくてはお互い呼びようがないでしょう?

何とも不可解な障がい者のレクレーションです。

 

また、会場は土足でした。

これも初めて。

普通は内履き持参です。

産業技術を展示する建物でしたので、フロアが土足なのは分かるのですが、軽スポーツをするのなら不向きです。

もし、雨が降っていて靴が濡れていたらどうするつもりだったのでしょうか?

これもまた不愉快な点でした。

いやはや、ところ変われば障がい者に対する感覚も変わるんですね。